私が最近考える年寄りに向けた訓戒

1.理屈をこねるのはやめましょう。
若いときには理屈は当たり前に表現しますしできます。
論破なんてやって喜ぶのは55歳までにしましょう。
以後は理屈についていけない身体と脳みそになっていきますから、血管を痛めないように穏やかに会話しましょう。理屈を言っているうちに結論を見失う話ばかりしていると話をしてくれなくなります。特に若者は。
2.老いては子に従う
70.80になって子供が心配だから近くに住んで。または同居して。と善意で勧めてくれたなら、それはききましょう。熟考してくれて言ってくれてるのですから。
イニシアチブをとっていきてきたお父さんお母さん、子供にそれを譲りましょう。それを譲ってもあなたの尊厳は失われません。
3.ニコニコを忘れない
いつも笑顔を忘れずにいましょう。笑顔が汚くならないように歯を磨き清潔にしましょう。ニコニコすると、それだけで周囲の人は優しい気持ちを持ってくれるかもしれません。皆んなが皆んなとは限らないですが、ニコニコしてないとほぼ皆さんが優しくはしてくれないでしょう。
4.沈黙は金です。
余計な口出しはやめましょう。おしゃべりは老人同士でひっそりしましょう。とくにお金もないのに口出ししてはいけないのはわかりやすいですが、お金があっても口出しはやめましょう。難しいですか?がんばりましょう。
5.人の悪口はやめましょう。
これは人生どんなときもあまり印象よくありませんが、年寄りはなおさらです。悪口は必ず返ってきます。若いときはそれを跳ね返すことができ無視もできますが、老人になって悪口ばかりだと、味方、友人ばかりか、世話してくれる人っ子ひとりいなくなります。そのときにいくら笑顔を向けても見てくれてる人はだれもいません。悪くすれば弱り目に祟り目です。
6.徳を積みましょう。
自分のために何かするのも大変になってきて、人のためになにかするのはもっと大変になってきます。できるときに徳を積んでおきましょう。墓参りもいいでしょう。自分にとっての美徳が何なのかを一度ちゃんと振り返っておきましょう。
7.節約を楽しみましょう
物欲は徳にはなりません。お金に対する自分の姿勢を再考しましょう。家族がもし裕福であっても生産性が落ちた自分にあった身の丈の生活をしましょう。
8.年寄りの死生観を強要するのはやめましょう
あなたは死が近い老人の気持ちがわかる?  とか あなたには私の気持ちなんてわからない とか、老人になってない人に死ぬこととか死の恐怖とか、わかってほしいと思わないように。それは老人だからわかることなのです。
9.ありがとうを言いましょう
老人に何かをしてくれる人は詐欺師以外は美しい人です。そんな人に会えたこと、何かしてもらえたことはあなたにとってかけがいのない贈り物です。無形ギフトに感謝できる老人になりましょう。

老人は、今まで長く時間を過ごして色々な思いを積み上げてきています。
若いときは積みっぱなしでよかった世界も、いつの間にかそれが老害といわれるのです。
老害を撒き散らす老人にならないようにするためには、賢く考えていかなければなりません。
それが古ぼけた脳みそへの最後の大仕事なのです。
いつか魂が抜けていき、体は動かなくなります。その前に傾向と対策を。

ぼやーっと生きることになる前に心穏やかな老人になりましょう。



自分に言い聞かせています。

コメント

マサムネ
2020年2月28日9:45

この日記をコピーしてうちの両親にこっそり送りつけたい!(笑)  父は一応まだ60代なので私に従う気はないようです(汗)

ピーターパン in Japan
2020年3月1日1:11

あらマサムネさんのお父様はお若いのですね。
60代は老人としての方向性が決まってくるころですね。
私たち夫婦は長生きオリンピックの方向には少なくとも行かない予定です。
年寄りになってからも修行です。笑

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