一昨日散歩していましたら、ある女性が自転車からわざわざ降りて、

わんわん2匹ともちゃんと並んで歩いて言うことをきいて偉いわね

とつくづくおっしゃる。
まあ、わんこは散歩の後半はかなり歩いているため(だいたい1時間20分は歩く)、疲れているのか本能だけになるのか、必死で歩いてついてきてくれるのですが。。
話を聞いたら、飼っているチワワが言うことを聞かないと嘆き始められた。
おー。やっぱりチワワか。

実は千葉の家ではJ:COMに入っているので色々なチャンネルが見れます。その中でアメリカのカリスマドッグトレーナーの番組があり、非常に納得できる内容でお気に入りの番組だったのです。
https://ja.wikipedia.org/wiki/シーザー・ミラン

で、番組でもあったのですが、非常に問題な案件が2件あり、一つがピットブル、もう一つがチワワ なのでした。
双方とも性格的にはかなり攻撃的らしい。だから飼い主が飼い方を誤り、ボスのポジションに座らせるようなことになってしまうと、命も危ないようになる。。。ので殺処分になってしまうこともあるらしい。
シーザーは基本的に飼い主の誤りによる犬の殺処分を避けたいという気持ちが番組からもメッセージとして伝えられる。もっともなことです。

で、その女性に少しだけこんな方法もあるとお伝えしたのですが、そのときにうっかりシーザーの名前を忘れてしまっていて伝えることはできなかった。

ところが昨日、今度はちわわを連れてばったり昼の散歩でお会いしたのです。
そしてこのちわわのことだけでなく、以前ご実家で飼われていたチワワが、自分の腕を噛んだり、手のつけられない状態になったりと、ひどかったのだが、7年ぐらいで急に突然死してしまったらしい。

で、今の私の知識で
そのわんわんはボス犬になってしまった。縄張り意識などから、ものすごい凶暴になったのだと思う。
さらにボス犬になると、神経をすり減らしてしまうので短命らしい(妹の話)
という話をしたら、

「やっと合点がいった。(そのちわわと)もっと理解してあげたかった」

とおっしゃったのを聞いてたまげました。
すごい! こんなに犬にたいして理解したいとおっしゃった方は初めてだ! この方は動物との共存を願っていらっしゃる方で、それを自然に受け止めていらっしゃるのだ。

シーザーミランの名前を無事伝えました。
この番組を見ると、問題行動を起こす犬がなぜそうなるのかが非常に理解できます。
私もとても影響を受けています。

明日わんこを妹にもどします。
わんこへの愛情の深い妹の元にもどる2匹がいかに幸せな犬かを感じます。
そして私は「犬の飼い方」についてはシーザーの教えのようにトレーナー的にはうまくできるかもしれません。でも、先日お会いしたような、動物愛を持てているかどうかはいささか疑問です。愛猫については例外とは思いたいのですが。。。恥

さらには、
昨日NHKで自閉症の作家の番組をしていました。
https://naoki-higashida.jp

私は泣きながら見てしまいました。
自閉症の子供の考えていることを知ることができたことに対してもそうですが、
取材していた方がガンになり、その後に彼に尋ねた言葉に対して

人間はどんな困難の中に置かれても
幸せを見つけることはできる

といったことを伝えていて、これにはほんとうに泣きました。
そうだな。そうだなと。
子育てに置いて健常児ではなく自分の理解を超えたところにいる意識の子供を持つことで、親はどんなに苦しむことか。健常児だって反抗期のときは別世界の人になってしまった。それ以上に先のまっくらな気持ちになっておられるでしょう。
それが、彼の本を読むことで、自閉症の自分の子供の行動が理解でき、理解していける未来が開けていけるのです。
彼の功績はすばらしい!と思うとともに、ここまで息子の能力を開発できた親の偉大さを感じる(番組では母親しか出てきませんでしたが)

さらに、彼が認知症のそばのところに行って、理解しようとしたときに感じたこと
おばあちゃんが変わってくれるかなと思ったけれども、それはできない。まわりの人間はそれをかわいそうとか嘆くけれども、おばあちゃんは昔と同じようにニコニコしてお茶をいれてくれたりホットケーキを作ってくれたりする。
。。。ちょっとうまく言えませんが、その話をしているときもやっぱりポロポロ涙が出てしまった。私、母に対して思っていること、母にとっては何の意味のないことで。。もっと母の日常を、これからもっと大事にしてあげなきゃ。。。ってね。なんかすごく切なくなってしまったのです。大事にするよ。母。

ときどきこのような素晴らしい番組を見せてくれるNHKはありがたいです。
(全部とは言えませんが。。。)

明日わんこを妹にお返しします。
とてもお散歩は充実できました。わんこに対しても最初預かったときと、まったく違う気持ちです。
今度会えるのはいつかはわかりませんが、とりあえずお別れが寂しくなったりしています。

母も一生懸命わんこのお世話をしてくれました。母もお疲れ様でした^^


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