今山の家にきています。

実は5月3日からきているのですが、(療養かねて)
療養どころではないことが起こってしまいました。

会社員である妹が、6日の夜に近辺駅から東京の自宅に一時帰ろうとしたところ、トイレに行きたいと駅の外のロータリーにあるトイレに車から降りて走っていったのです。妹が出てくるのを待って、車を適当な場所に駐車していたら、妹がトイレの前で頭を抱えて倒れこんでいる!
これは大変!と駆け寄ったら、頭がいたい!頭がいたい!といって起き上がれない。
パッと、2年前の自分の症状を思い出し、救急車を呼んで、偶然にも父が亡くなった(13年前)SC病院にかけこみました。

そのときの緊急外来の先生は私は脳梗塞の疑い(自分の経験を踏まえて)を考えてほしいといったのですが、CTの結果出血が見られないということで、偏頭痛の方向で考えておられた。しかし出血がなくても10パーセントほどの確率でくも膜下などが考えられるので、出血の有無を髄液採取で確かめますか?いたいですけど。という回答だったので、妹にするかどうか確認してもらう。先生! 消去法でお願いします。とにかく疑いのあるものを消していってください!とお願いしておきました。

そうしたら、しばらくしてまた呼ばれて、ちょっと妹の体の状態から注射の針を入れるのが無理だった。(妹がいたいいたいで中止を訴えた)
ので、今回は偏頭痛ということで薬も処方します。とのこと。

私は自分が2年前に病院から返されたのでしたが結局痛みは3日間ほど続き、その間義父の介護の手伝いもしつつ、やはり夜トイレに入ると激痛が起きたというのを思い出して、こんな偏頭痛じゃないのに!と思って、勝手に、今のCTの精度だときっと見えないものにちがいない。私と同じように耐えないといけないのか!
という思いでいっぱいだったのですが、念のため1日入院することになりました。

翌朝妹の旦那さんもきました。担当医がM田先生(女性)と話をしてくれたようです。私は前日の夜は妹のわんわん(2匹)の世話があるので、山の家に戻り、翌日用事を済ませてから(わんわんのごはん、散歩)病院に入りました。が、容態が安定したということで、偏頭痛の薬(イミグラン)と、痛みを緩和するボルタレン(座薬)などを処方されました。

ところが、その午後にまた妹が頭をかかえていたい!いたい!で倒れてしまい。急遽ボルタレンとイミグランを。。。倒れたところで寝てもらっていて痛みが取れたところでソファで寝てもらったのですが、その有様をみた旦那さんがこれは大事だ。ピーターちゃんも介護しながらこんな状態になったの?と驚かれてしまいました。そこで

冗談みたいに遺書を書いたと話してたけど、これでちょっと理解してもらえたかな。

と話してました。ほんと痛かったんです。
容態が安定したものの、旦那さんが、こんじゃ状態だとただの偏頭痛ではなく何か他に原因があるにちがいないと、彼なりにしらべ再度病院に薬も足りなくなるのが怖いのでなんとかしてくれないかと交渉。するとM先生がMRIを再度とるので、明日再入院してくれということに。(MRIの予約がいっぱいなので入院することで割り込ませるとのこと)
夜中にもし発作が出た場合は救急車でかけつけてくれとのことでした。

夜中には、妹が10段階の痛みのうち(最大を10として)6ぐらいまでがとれないといったので、いやがっていたのですがボルタレン座薬を打って寝ようということになり妹も渋々承知。痛みが治まったので二人ともいつの間にか寝てしまいました。妹の旦那さんは少し前から高いびきでしたが。。。前日寝ていなかったらしく、仕方ないですよね。
妹も、ピーターちゃん、一人でこの症状出て大変だったね。私がいてあげてなくってごめんね。って謝ってくれたりしたけど、ううん。ほら電話で聞いてくれてたじゃん!と。
双子なんですがいつも優しい妹に感謝しちゃいました。

妹は翌朝までぐっすり寝てくれて、約束の11時に間に合うよう、しばらくお風呂にも入っていなかったので、最初は遠慮していたのですが私がちゃんと入れてあげるからということで、シャワーだけ浴びてすっきりしてもらいました。痛みは1−3ぐらいまででした。

その後入院。私は用事があるのでバタバタと車で走り回っていてその間旦那さんにみてもらっていたのですが、昼の1時ぐらいにまた頭痛発作が。
そこでMRIは延期となり、夕方遅くに。。わんわんの散歩やら夕ご飯があるので、私はその時点で山の家に(車で早く走って20分はかかる)。

19時前ぐらいに全ての作業を終えて、再び病院にいったところ、旦那さんから電話ですぐきて!集中治療室に入ったから!くも膜下の疑いがある!とのことだった。
ああーーー。くも膜下?まさか!

そして、その後結局アンギオグラフィー(血管造影)をするということになりました。
状態としては
1)出血が見られるが、かなり特異な形で、脳の表面にそってわずかな出血が点在している。出血量はごくわずか
2)緊急外来のときには出血は見られなかったが今回のMRIでは見られた。最初のときにはなかったか、ごく若干だったのでわからなかったか。それは不明。

この状態からの病名の疑いとしては
1)動脈瘤破裂によるくも膜下出血
2)可逆性脳出血攣(れん)縮症候群(くも膜下出血を伴う)

のどちらかであろうとのこと。2の場合は極めて特異な例であったので気がつかなかった。申し訳ないとのこと。
私は2だ!と確信してしまった。私の症状とまったく同じ(ただし出血なし)くも膜下なら脳天激痛のはず。と素人判断。
さらに、急患のときの先生の説明では、偏頭痛の時に処方したイミグランという薬は、1、2どちらであっても逆の作用(血管を縮小してしまう)ので、それが原因で出血した可能性もなきにしもあらず。ただし原因としては他にも考えられますが。とのことでなんだか申し訳なさそうな顔しておられました。

血管造影の結果は22時過ぎにでました。結局2であろう。微量な出血は自然に消滅することと、若干高血圧になっていたということもあるので、これからは降圧剤を処方します。しばらくは点滴にいれます。(ペルジピン)とのこと。とにかく早く見つかってよかった。旦那さんが電話をして2度目の入院をしてもらってほんとうによかった。とのことでした。
また、私が以前同じものになったのでこれは遺伝性のものか?と聞いたところ、それはないと思われるとの返事。ただ双子なので同じ症状が出る可能性もないことはない。とのこと。

うむ。
今後の治療方針は、しばらくは降圧剤で様子を見て安定してきたら1−2週間で退院してもらって東京で静養するかこちらで静養するか決めてもらう。とのこと。

私と一緒です。私は降圧剤をやはり処方してもらったのですが、今はすでに血圧は安定いていて三重の主治医の先生には、もう降圧剤やめましょうか?と言われてますが、私が、
先生!降圧剤やめたら私死にそうな気がします!
と訴えたら処方し続けてくれています。
やめなくてよかった。

勝手な自己分析をすると、
私の場合は出血のない可逆性脳血管攣縮症候群で、降圧剤で安定した。(この病気は手術などもしないで徐々に落ち着いてくる。もちろん途中で不幸にも亡くなってしまう方もいると思われますが。その場合はくも膜下か脳梗塞で亡くなったということになるのでしょうね。解剖でもしないかぎり)
妹の場合は不幸にもイミグランの処方が出血を招き、くも膜下出血を伴う可逆性脳血管攣縮症候群。

変な話。私はあの痛みの激しさを知っているので、妹が会社に戻ってその恐怖と向き合わなければならないのが大変だなーーと思います。だけど私の経験もあるのでそれはゆっくり話をしていこうと思います。
私は私で、妹と同じで、また発作があり得るのだと思うと、一度国立循環器センターには行っておいたほうがいいなーー。と思うけれども可逆性と考えると発作が出たときしかダメか!なんて。

とりあえずこんなふうに素人判断含めて納得しまくってしまった。
妹の早い回復を願っています。しばらくは山の家に張り付くことになりました。

とにかく。。。とにかく。助かってよかった。
そして、なにより妹が倒れたのが電車に乗ってからじゃなくてよかった。
私のいるところでよかった。。。。


2年前の夏に私が同じ頭痛になったこと、この日記には書いてなかったですね。あのときは結構大変な状態だったので、思い出してまた書いてみようと思います。

コメント

マサムネ
2015年5月9日11:10

大変なご苦労、お疲れ様でした。

うちも連休明けた途端岳父が嘔吐で病院に運ばれましたけど頭に比べたらどうってことないです。(因みに今日退院するそうです)

自分のところではこき下ろしましたけど「ヤブ」な人多いですね><

それにしても大事に至らなくてよかったです。

ピーターパン in Japan
2015年5月10日13:11

マサムネさんも大変そうですね! 同志って感じがします!
同志ピーターパンは長野でがんばってます。マサムネさんもゆるゆるがんばってください!

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