今日は色々忙しくしていました。

まず、午前10時ごろにホテルを出て、馴染みのお花屋さんにいって(父が亡くなる直前ここに二人で寄りましたら、お店の方がびっくりした顔をしていらした。それぐらい父の病気は進行していたんですね。もう13年前のことになりますが)、叔父の一周忌用のお花をアレンジしてもらうことにし、待ち時間1時間の間に、

1)今治(いまばり)城
http://ja.wikipedia.org/wiki/今治城
に自転車でいってきました。レガシーに折りたたみ自転車を入れてきたのですが、便利ですねーー。歩きだと相当な時間がかかってしまいますが、ここ今治は自転車でもかなり入れてしまいます。
そしてこのお城の面白いところは、実は城主が夫の故郷の城主と親戚関係! (松平です。今治城は開城は藤堂高虎ですが。。)なのでよく夫がお城とその周りが故郷とそっくりだ!と初めて今治を訪れたときから話してくれてました。
そして、このお城は実は神社が併設されています。吹揚神社という名前ですが、ここは私の祖父がとても熱心にいろんなことをしていたのでした。
http://ehime-jinjacyo.jp/?p=779

吹揚神社で行われている「寿(ことぶき)太鼓」の資料に祖父の名前が出ています。
http://www.dokidoki.ne.jp/home2/doinaka/iq/iq-h/i067.html
指導したと書かれていますが、祖父は九州にいたことがあり、そのときに学んだことを今治のここで伝えた。ということらしく、私のいとこ(男の子)ももちろん学生のときにはこの寿太鼓に駆り出されて、一度勇姿をみて感激したことがあります^^
ちなみに、吹揚神社百年の記念事業として祖父が副理事をしていたため(?)、神社の入り口に石に名前が彫られて残っていました。

祖父は東京にときどき上京したことがあって、そのときには神社庁というところ(青山)に通ってました。あのときも今でも何やってたのかなーー。と思いますが、今考えてみたら、仏教徒(禅宗)のはずなんですが。。。日本人って面白いですね^^
祖父の話になっちゃいましたが、その祖父が長男が生まれたときに、プレゼントしてくれた兜があるのですが、それが今回午後に入った大三島の家紋が入ったもので、もちろん私たちの祖先。。かもしれない村上水軍のゆかりの土地にもいってきました。

さて、話を元に戻しますと、今治城>吹揚神社と回って、それから懐かしい場所めぐりということで(まだ時間があったので)今治港から北側の海岸線が今どうなっているかを見に行きました。

全般的に、私たちが子供のときは、海岸線はまだ低い堤防があったぐらいだったのですが、台風被害が重なったためか、今治も堤防が結構大きくなっていたため、背の低いレガシーだと海岸線が見えなくなってます。。。この時は自転車だったのですが、船着き場以外はやはり堤防が邪魔して海岸線は見えない。。ので、隙間から入ってみることにしました。こういうとき車は不便不便。自転車なら、ちょっとそこらへんにぽいっと置いておけばすぐに入れちゃいます。

やっと砂地に入れた!と思ったら、やはり子供のときにはなかった波除ブロック(といってもテトラポットなどのような大きなものではありませんが)。。。と言いましょうか、波よけ石といいましょうか。。丸っこい大きな石が10メートル先ぐらいにずらーと置いてあるので、深いところには子供たちは泳げないようになってました。きっと流れが速いのですぐ流されてしまうんでしょうね。
でもちょうど若いお母さんが子供?を5人つれて春休みの宿題のための材料集めにきてました。私も夏休みの宿題は、愛媛の海の貝やら海藻やらを箱にいれて標本のごとく作ってもっていって「楽勝ーー!」てな感じだったのですが、集めている子供たちは楽しそうでした。
思わず、姉がよく桜貝を探し回っていたことや、暑い夏泳いでいるとそこらへんにぷかぷか浮いてきた海藻が足に絡んできたこと。それからカンパンと呼んでいた丸い平たいおはじきの大きい版のようなもの(ただし表面はざらざらして硬い。とても軽いもの)を見つけて、それを海の表面にだんだん飛びさせていとこたちと競ったり。。。(このカンパンなるものは、カシパンとよばれるうにの殻だそうです)
とにかく思い出てんこ盛り!
夏だったら、迷わず足を海の中につけていたところですが、(こちらの砂浜は砂利というかとても綺麗な砂で、関東の泥の砂浜ではないので気持ちいいんです)春なのでやめておきました。

そうこしているうちにお花が出来上がる1時間の約束が過ぎたので、お店にもどり、結局ホテルの駐車場まで配達してもらて、叔母のところに。。。
(結局叔母は留守でした。思い立っての急な訪問のときには連絡せずにいきます。先方の予定を崩したくないので、いらっしゃればラッキーみたいな当たりくじ的な訪問です)お花とお土産とメッセージを玄関において、次の予定に^^

というのも、
次は大三島という島にお墓まいりが予定されていたのですが、車で橋を渡っていくのはやめて、子供のときのようにフェリーで渡る。。。ことにしていました。ところがこのフェリー。橋ができ、車での往来が多くなったため(今回ほんとうに車が増えてるーー!って思いました)本数が激減! (残念!)
なんと港も1つになってしまい(宗方港のみ)、日に3本しかない!早朝一本、昼一本、夜一本!ですので、昼の便を逃すと車になってしまいます。
叔母に会えなかったのは残念ですが、もし会っていたらこの船に間に合わなかったかも!と思うと不幸中の幸いでした。

で、無事乗れたのですが、人も車もまばらでした。ちょっとさびしいなーー。と感じながら。。。そういえば、昔は山陽地方から船着き場についた途端に、もう四国の気のいいやさしいおっちゃんたちが
「じょうちゃん、どこからきたん?」と話しかけてくれてた、あの雰囲気は感じられない普通のおじさま、お兄様が仕切ってたのもちょっと残念でした。おばさんにだから。。っていう感じでもなかった。のも残念ではありました。
(ただ今治港であった海上保安庁の方は相変わらず優しかったけど)

まだまだ続きます。
しかしながら船が出帆すると一気に心はときめき出します。まず、船が動く前に、車と人を乗せるために開けていた船首が閉まります。そしてスクリューが逆回転して船がバックするとき、穏やかだった波の表面が一気に泡出します。そこがまたこわ楽しい!巻き込まれたら死んじゃう!って思いながらどきどきしてみる。子供のときには自分の持っているものが落ちないか。自分が落ちたりしないか。本当に心配して用心しながら、泡を見てました。

さらに方向転換後、島に向かって進んでいきますが、そのときに、1階に降りて波を見ると、その形がいろいろと変化していくのをずっと見てしまいます。子供の時からいろんなものを見学するのがとても好きだったのですが(ケーキ作りをずっと見てる、お魚やさんが魚をさばくのを覚えるまでみるなど)その一つにこのなめらかな瀬戸内の海の表面をフェリーが進むときの(側面から見える)波。。。
瀬戸内海って波がほんとうに穏やかで、そして緑色で、太平洋とか日本海とかとは全然違います。でも、出帆してしばらくすると今度は来島海峡大橋が見えてきますが、そのあたりというのは来島(くるしま)海峡。。。つまり渦潮がいっぱいあるとても潮の流れの速い付近。。。船も速度を若干落とすような感じで走ります。

この来島海峡大橋。。。ものすごい立派な橋です、途中、馬島という無人島を中継ぎにして第一と第二大橋があります。しまなみ海道で一番立派な橋です。こんな急流をどうやって工事したんだろう?って思うぐらい迫力ある波間の向こうに、小さな島。。。その島には小さな海岸もあって、その景色を見るのがとても好きでした。来島大橋をすぎると、その島の数がとっても増えてきます。つぎつぎと素敵な島が見える。。。関東に引っ越したとき、江ノ島というものを見ましたが、瀬戸内のこの光景を知っているものにとっては、興ざめでした^^ ちっともいい景色じゃない。
見た人はきっとそれをわかってもらえるぐらいの素敵な素敵な景色です。

しまなみ海道は全長70キロぐらいあるらしいのですが、ここは完璧な自転車。バイク道が整備されていて、原付も自転車もバンバン走ってます。でも全部走るのが大変!という方は、こういうフェリーに乗って(自転車ものれます)はしょるのもいいかもしれないですね! 私ももうちょっと若ければやりたかったことですが。今は行ったはいいが帰れないーーー!状態に陥りそうで怖いですね。

で、ひとしきりフェリーを堪能して、大三島の宗方港に着! うる覚えの住所をナビに入れて、出発! お天気はくもり晴れみたいな天気ですが、20度も越していて、桜の花もだんだんと芽吹いてきている。。。そんな感じのアップダウンを8キロほど走ると、目的地のお墓の山の前!! 
なんとお墓は低い山の上にあるので、車を降りたら急勾配を徒歩で登ります。
お花や線香は持っていなかったので、もう着いたらゼーハーいいながら手をあわせるだけではありましたが、ひさびさの祖父母、叔父の前でいろいろとお願いを手を合わせながらしておきました!!

その後、近くに海岸があったので、車で場所を確認!と思ったら、行ってみたらもうとっくのむかしにそこは一部が「伯方の塩」の工場になっていた!という事実を改めて知りました。前にこの工場きたはずなのに、海岸と私の脳地図では重なっていなかった!ので、再度伯方の塩工場に行き、今回は工場見学もちょろっとして、そして次の場所へ。。。。忙しいね!

次は苦しいときの神頼みです。
私の好きな神社でもある大山祇(おおやまづみ)神社にいってきました。この神社は「一人角力(すもう)」で有名なところなんですが(神様と相撲をして吉凶を占う)
https://www.youtube.com/watch?v=QMVA9ltTyPg
大山積という木花咲耶姫のお父さんを祀っていてこのあたりではとても由緒ある神社です。瀬戸内を守っている神様らしいです。

ここにお参りし、そろそろ夕暮れの16:00になったので、19:00まで待たなければならないフェリーは諦め、しまなみ海道の有料自動車道に乗って今治にまた戻りました。

昼食を食べるのを忘れていたので、夕食は
伊豫水軍(いよすいぐん)
というお店でお魚堪能です。
ここはてんぷらもほんとおいしい! 普段食べているエビが、どれだけ泥臭いと感じるか。。。ふわふわな食感のエビもそうですが、白身のお魚の身のどれだけ詰まっていることか! 瀬戸内の白身のお魚はほんと美味しい。街中にスシローがあるのを発見しましたが、地元の人ってあそこには赤身の魚食べにいくんでしょうかね? スシローは美味しいほうだとは思いますが、瀬戸内の魚にはかなわない! 千葉でスシローみるとうれしいけど、愛媛でスシローはちょっと興ざめでした。
http://www.iyosuigun.co.jp/iyosuigun/index.html
ちなみにこの伊豫水軍では舟盛りも食べることができます!都心では比較にならない値段とおいしさですよ^^ 今回一人で舟盛りは無理でしたが、その代わり鯛の洗いを食べましたが。。ほんとおいしかった!

ちょうどそのとき母から電話がかかってきたので、おいしいご飯一緒に食べたいね。岡山あたりで宿泊して、二日がかりでゆっくり四国までくる?っていったら、半分うれしそうで半分ちょっと大丈夫かなーー。って笑ってました。

こうして忙しい1日は終わりました。
途中でカメラの充電が切れてしまったのは失敗でしたが、フェリーでの様子をたっぷりと撮影してきました。これで愛媛に戻りたくなったらちょっと郷愁浸れるようになれます!

電気屋さんによって、カードリーダーを買ってホテルに戻ったら、駐車場に入ったあたりで小雨が降ってきました。
明日は午前中ゆっくりして、午後からまた出かけよう! 天気予報どおり午後から雨があがってほしい!

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