5月31日付でY中学校は退学。6月1日付で市内の中学校(次男が希望する)に転学させた。
6月2日に手続きをし、4日つまり昨日から登校。
前回の日記では客観性に欠ける内容だったので、今思うことを列挙。
Y中学校について
公立の中学校にいって、再確認したこと
①授業数が多く、カリキュラムが充実
②しつけその他はやはり厳しい
③生徒に対して親身になってくれる先生が多い
公立中学について
①授業数が少ない。カリキュラムもゆるい。次男は1ヶ月抜けたのだが、友人に中間テスト(公立の)の数学をやったら、できたという感想だった。このことにはびっくりした。
②校則については、守らなければならないことはもちろんあるが、靴、靴下、その他Y中学校と比べて楽な部分はやはりある。
③自宅の学区とは違う学区の学校に通わせているのだが、比較的学内安定している。
Y中学での最後はとても残念だったけれど、もう忘れよう。それだけじゃなく、学校としてやってきてくださったことには、とても感謝している。それなりにワルっぽい学生を信じてくれる学校ではあったと思う。あとは先生の技量の問題であって、次男との相性の問題だけだったのだ。
公立中学への転学手続き初日、学年主任、生活指導、あと赤シャツっぽい先生がいたのだが、龍忍がズボンのぼたんをはずしてだらしなくしていたのと(これはかなり注意したのだが結局聞かなかった)、ピアスをしていたこともあり、諸先生方、えらい生徒がきてしまったと物々しい初対面となった。あきらからに困惑した様子で、退学してきた理由も、きっと悪いようにとったに違いないという感じ。私もついにワルの親になったか・・とこのときはもうすでに苦笑するような気持ちにもなった。話の論点は何をいっても学校側はこうしてますといった主張の繰り返しでこちらのことは全部悪いようにとっていた。
一通り説明をうけ、かえるときも冷たい視線を感じながら帰った。
翌日、学年主任の先生と電話で話し、こちらの情報をさらに追加した。
昨日、初日校長先生と会う。思ったよりもちゃんとした先生だった。話をよく聞いてくれたのと、それから、最初の一言が
「お母さん。学校を変わらなければならなかったということは、大変なご苦労をされてきたのだと思います。」
からだったことに、安心をした。
この日は、朝、龍忍の友人、虎男(仮名)を朝さそって龍忍は登校しようとしたのだが(二人で学校に行くというのが約束だったので)残念ながら朝は無理だった模様。私が急遽車で迎えにいく。龍忍については、ちゃんと学校との約束(ズボンのボタンをつける、ピアスをはずし絆創膏をはる)を果たしていったことで、学校側もちょっと安心したような感じ。それでも職員室から出る先生方の眼はいちおうに「あぁ・・・あいつか」てな感じで期待通りの反応だった。学年主任の授業が最初の授業だったようで、校長先生が授業見学の案内をしてくれたのだが、どこにいるのかわからないほど、浮いていない感じでおとなしくしていた。親との約束は、とにかく学校にいくこと、学校では授業中ノートを必ずとることなど、としているのだが、それはちゃんと昨日はしていた。
途中学年主任が出てきたのだが、その時点で安堵の表情が眼に現れていた。そして「もともとのポテンシャルがあるようですので大丈夫そうですね。友達もいるみたいで、なじんでいるみたいです。」と明るい口調で話をしてくれた。人間の表情って変わるもんです。
記憶力がいいので、友達の名前、先生の名前はすぐ覚えますし、仲良くなろうとするタイプですから、輪を広げようとすると思います。ただ、それで失敗することも多いです。とだけ言っておいた。
途中、龍忍といっしょに家庭科室で待たされたのだが、そのとき、次男が突然かけてあった雑巾をもってドアに近づいた。そのとき用務のおばさんが窓のそとから、こことここ、てな感じで指を差して龍忍に窓を拭かせていた。龍忍は素直に窓を拭いて、そして雑巾を元の場所に戻した。その光景をみたとき、なんだかすごく温かな気持ちになった。ささくれだった気持ちに光がさしたみたいに、龍忍に対して穏やかな心を持った。
あとでこの用務のおばさんに声をかけた。お花をいじっていらしたのだけれども、龍忍のことを先生と間違えたらしい。でもこのおばさん(先生っていうべき?)だけは、最初から龍忍を偏見なく見てくれたんだな・・って思って名前を伺った。馬鹿な私はせっかく伺った名前を忘れてしまったのだけれど・・・。
虎男は、昨日ちょっとしたトラブルがあって朝5時まで外に出ていたらしい。龍忍が迎えにいったとき、まだ寝ていて「あいつ起きねー」といってがっかりしていた。私もちょっとがっかりしたのだが、お昼に来たらしい。彼としては、1年ぶりの登校で、龍忍との約束を守ってくれたんだってうれしくなった。龍忍には、彼は今学校にくるというのは、つらいと思うよ。だから毎日誘ってあげな。と言った。虎男は、髪を染めていたら学校に入れないということで、帰されたらしい。学校には、虎男も龍忍も途中でなにかあって帰宅させるときには私に連絡をくれと伝えてあったのにしてくれなかった。彼が断ったのかもしれないけど。(お母さんには了承済みの件)
朝、龍忍が虎男に電話をしてちゃんと起きているのと、髪を黒く染めたということを確認。夫と一緒に安堵する。虎男も龍忍との約束を守ろうとしているんだなって。非常にうれしい。二人ともがんばれって思う。ワルしようと企てているのかもしれないけどね。
龍忍は、昨日さすがに疲れて、ギターの教室に1時間ほど出たあと、ぐったり寝てしまった。新しい制服、あたらしい体操服を洗いながら、次男を取り巻く環境がすっかり変わったことを再確認した。
お弁当を毎日作っていたのだが、ここの公立の学校は給食。先生によればまずいらしいが、とりあえず栄養ちゃんととってくれよ。
6月2日に手続きをし、4日つまり昨日から登校。
前回の日記では客観性に欠ける内容だったので、今思うことを列挙。
Y中学校について
公立の中学校にいって、再確認したこと
①授業数が多く、カリキュラムが充実
②しつけその他はやはり厳しい
③生徒に対して親身になってくれる先生が多い
公立中学について
①授業数が少ない。カリキュラムもゆるい。次男は1ヶ月抜けたのだが、友人に中間テスト(公立の)の数学をやったら、できたという感想だった。このことにはびっくりした。
②校則については、守らなければならないことはもちろんあるが、靴、靴下、その他Y中学校と比べて楽な部分はやはりある。
③自宅の学区とは違う学区の学校に通わせているのだが、比較的学内安定している。
Y中学での最後はとても残念だったけれど、もう忘れよう。それだけじゃなく、学校としてやってきてくださったことには、とても感謝している。それなりにワルっぽい学生を信じてくれる学校ではあったと思う。あとは先生の技量の問題であって、次男との相性の問題だけだったのだ。
公立中学への転学手続き初日、学年主任、生活指導、あと赤シャツっぽい先生がいたのだが、龍忍がズボンのぼたんをはずしてだらしなくしていたのと(これはかなり注意したのだが結局聞かなかった)、ピアスをしていたこともあり、諸先生方、えらい生徒がきてしまったと物々しい初対面となった。あきらからに困惑した様子で、退学してきた理由も、きっと悪いようにとったに違いないという感じ。私もついにワルの親になったか・・とこのときはもうすでに苦笑するような気持ちにもなった。話の論点は何をいっても学校側はこうしてますといった主張の繰り返しでこちらのことは全部悪いようにとっていた。
一通り説明をうけ、かえるときも冷たい視線を感じながら帰った。
翌日、学年主任の先生と電話で話し、こちらの情報をさらに追加した。
昨日、初日校長先生と会う。思ったよりもちゃんとした先生だった。話をよく聞いてくれたのと、それから、最初の一言が
「お母さん。学校を変わらなければならなかったということは、大変なご苦労をされてきたのだと思います。」
からだったことに、安心をした。
この日は、朝、龍忍の友人、虎男(仮名)を朝さそって龍忍は登校しようとしたのだが(二人で学校に行くというのが約束だったので)残念ながら朝は無理だった模様。私が急遽車で迎えにいく。龍忍については、ちゃんと学校との約束(ズボンのボタンをつける、ピアスをはずし絆創膏をはる)を果たしていったことで、学校側もちょっと安心したような感じ。それでも職員室から出る先生方の眼はいちおうに「あぁ・・・あいつか」てな感じで期待通りの反応だった。学年主任の授業が最初の授業だったようで、校長先生が授業見学の案内をしてくれたのだが、どこにいるのかわからないほど、浮いていない感じでおとなしくしていた。親との約束は、とにかく学校にいくこと、学校では授業中ノートを必ずとることなど、としているのだが、それはちゃんと昨日はしていた。
途中学年主任が出てきたのだが、その時点で安堵の表情が眼に現れていた。そして「もともとのポテンシャルがあるようですので大丈夫そうですね。友達もいるみたいで、なじんでいるみたいです。」と明るい口調で話をしてくれた。人間の表情って変わるもんです。
記憶力がいいので、友達の名前、先生の名前はすぐ覚えますし、仲良くなろうとするタイプですから、輪を広げようとすると思います。ただ、それで失敗することも多いです。とだけ言っておいた。
途中、龍忍といっしょに家庭科室で待たされたのだが、そのとき、次男が突然かけてあった雑巾をもってドアに近づいた。そのとき用務のおばさんが窓のそとから、こことここ、てな感じで指を差して龍忍に窓を拭かせていた。龍忍は素直に窓を拭いて、そして雑巾を元の場所に戻した。その光景をみたとき、なんだかすごく温かな気持ちになった。ささくれだった気持ちに光がさしたみたいに、龍忍に対して穏やかな心を持った。
あとでこの用務のおばさんに声をかけた。お花をいじっていらしたのだけれども、龍忍のことを先生と間違えたらしい。でもこのおばさん(先生っていうべき?)だけは、最初から龍忍を偏見なく見てくれたんだな・・って思って名前を伺った。馬鹿な私はせっかく伺った名前を忘れてしまったのだけれど・・・。
虎男は、昨日ちょっとしたトラブルがあって朝5時まで外に出ていたらしい。龍忍が迎えにいったとき、まだ寝ていて「あいつ起きねー」といってがっかりしていた。私もちょっとがっかりしたのだが、お昼に来たらしい。彼としては、1年ぶりの登校で、龍忍との約束を守ってくれたんだってうれしくなった。龍忍には、彼は今学校にくるというのは、つらいと思うよ。だから毎日誘ってあげな。と言った。虎男は、髪を染めていたら学校に入れないということで、帰されたらしい。学校には、虎男も龍忍も途中でなにかあって帰宅させるときには私に連絡をくれと伝えてあったのにしてくれなかった。彼が断ったのかもしれないけど。(お母さんには了承済みの件)
朝、龍忍が虎男に電話をしてちゃんと起きているのと、髪を黒く染めたということを確認。夫と一緒に安堵する。虎男も龍忍との約束を守ろうとしているんだなって。非常にうれしい。二人ともがんばれって思う。ワルしようと企てているのかもしれないけどね。
龍忍は、昨日さすがに疲れて、ギターの教室に1時間ほど出たあと、ぐったり寝てしまった。新しい制服、あたらしい体操服を洗いながら、次男を取り巻く環境がすっかり変わったことを再確認した。
お弁当を毎日作っていたのだが、ここの公立の学校は給食。先生によればまずいらしいが、とりあえず栄養ちゃんととってくれよ。
コメント
主人公の姿を少しでも知りたいと追い求めて、たまたま、このブログに行き当たりました。
作者様は、僕のような若い者には到底わからないほどの苦労をなさっておられるのだと思います。また、息子さんが偉大な大先輩の血を受け継がれておられること、羨ましく思います。やはり、僕には無い輝くものを持っておられるようだと感じます。
僕はひたすら、部の大先輩の意思を受け継いで、悲願達成へと努力する次第です。
また、大先輩のお話を拝聴できればうれしいです。
失礼致しました。
ありがとうございます!大変だからこそ、やる価値があるのだと思っています。大先輩はやはりボートにかけておられたのですね。ピーターさんもがんばってください!
では、失礼します。