こういっちゃなんですが・・
今正直に申しますと

保険って、やっぱダークサイドな商品ですねぇ

と・・
客観的にいっている場合ではありません

実は・・

18年前、長男が生まれたあとに
当時流行っていた(?)学資保険を
我が家もかけていました

当時の謳い文句は

1)貯蓄性があるのに保険がついている
2)22年後には500万以上になる
  (年15万円弱振込みで)
3)親が死んだときには支払い残金がチャラになる
4)疾病・怪我のときには入院費用がでる
  (特約のみ ただし連続5日目以降のみ)

といった感じで
セールスレディがもってきた計算書によると
資産はどんどん膨らんで(当時の金利6%で計算)
結果600万弱が出るという計算のもの
ですから、長男はともかく
次男が大学いくときには、その分を網羅できるほどの
学費がでるな・・と思って
喜んで入ったのでありましたよ・・

で・・結果
その後バブルがはじけ
市場金利は0状態

何年かおきに
「配当金利率が5%になりました」
「配当金利率が2%になりました」

といった案内が届き、据え置き金はいくらで
一時金(入園入学時に出るお金)はこれぐらいあり
ますよ・・・といった内容の手紙がきましたが
下がったよ案内は、上記の配当金利率のみ

そして・・18年たち

長男が病気をして入院しましたので
保険金をいただくべく
セールスレディの方と話をする機会があり
そのときに、ずっと疑問に思っていたことを
問い合わせてみたのです

「18年前には、この学資保険はこれぐらい出ると
 聞いていましたが、その後利率が下がったという
 案内はもらっても、最終的にどのくらいになるという
 内容の手紙はもらっていませんでしたので
 よくわからずにいましたけど、

 

結局いくら手に入るのですか?

と・・
そうすると、何日か後に次のようなお返事を・・・

この契約の場合、22年後305万ぐらいの受け取りになります。今解約なさった場合は250万ぐらいです

ほえ?ん?600万近くの額が半分?
なんじゃそれ?

で、計算したところ
22年×年15万円で、330万円
そのまま貯金でも330万円あるのに・・
元本割れですかい・・
さらに彼女が言うに

「保険性のものと
 貯蓄性のものと
 わけてお考えになったほうが
 いいですね」

といって、最近の計算書を見せてくれたら・・
なんのことはない
ただの保険じゃないですか・・
(つまり貯蓄性なしの計算書)

夫とともに結論としては

「これって・・・この計算書って詐欺じゃない?」

ということになり
今日二人で消費者センターに相談にいきました

結果・・・

結局、学資保険はトラブルが多いのですが
結論としては、訴訟を起こしても勝てない
とのこと・・

その理由が

1)約款にその旨明記してある
2)保険の世界では「元本割れ」といった
  言葉はない(のでそういう明記はできない)
3)そもそもが保険なので
  加入者が死亡した場合補償される分
  保険料がとられる

といったことでした

ここで、なぜ私たち夫婦が「詐欺だよね」と
いっているかというと

(学資保険のまやかし)
1)セールスレディの説明不足
  無論、計算書をみせて
  こんなに手に入る!(ほんとうは「かも」なのに)
  と思わせていること
2)計算書の根本的計算理由が不明のままであること
  (なぜ得にならず赤になってしまっているのか
   計算上の説明がまったくない
   実際に聞いてもらったけれども
   言う必要がないそうです)


結局の結局

学資保険は、貯蓄性があると謳ったにもかかわらず、なぜ元本割れになったのか、途中経過報告もなく、さらに加入者が知る権利さえ否定される、保険会社に好都合な一方的保険である

ということを勉強する結果となりました

情報開示といっても・・
世の中こんな程度なんですねぇ・・・

消費者センターの方も

「こういうのって、腑に落ちないですよね
 お役に立てなくて申し訳ありません」

っておっしゃるので

「いえいえ、いろいろとありがとうございました・・・
 でも保険屋さんってやっぱりダークなものなんですね
 そして、社会的には、最近やっと(不払い)に手をつけた
 ところであって、学資保険程度はまだまだ
 加入者が泣き寝入りを強いられる程度の
 社会的認識なんですね」

と言ったら、そうですね・・・だって^^;
きっと消費者センターの方は学資保険で
将来貯蓄をしておきましょうといわれても
決してだまされることなく、ちゃんと
貯蓄にするんだろうな・・・^^;

いろいろなことで社会勉強されてるんだろうな〜って
つくづく思いました

コメント

マサムネ
マサムネ
2008年1月22日15:17

子供のためと思いつつかけてしまう保険。

でも、保険は保険なんです。毎年払っている事故が起きない

限り世話にならない自動車保険。お金が戻らないからといって

不満を言う人いないですよね。もしも、のときのためなので

す。そういうわたしも月8000円の生命保険(掛け捨て)

死亡時のみ400万円。というのに入ってますけど、特約つけ

てないせいで病気になろうが槍が刺さろうがお金はおりま

せん。あくまで保険事故(保険金がもらえる条件)が私の

死亡に限るからなんですねえ。子供に対してかけてる保険

金の支払い義務がチャラになる。というのは昔の郵便局では

集客のキーだったみたいです。逆に言えばそれしかウリが

なかったし、そういう売り方しかできなかったみたいですけど

ね。CMで自動車保険を見直そう〜♪とコアラが歌ってる

ように家計にかかる保険部分の支出というのは毎年のように

市場動向とあわせて見直したほうがいいのかもしれません。

ちなみに自動車保険でいえばJAは対応がものすごく遅い

です。(価格は知りません)あいおいは価格は高めですけど

対応は早いです。交通事故に限ってですけど、事故には逢わ

ないに限ります。我が家でも月8000をどうするか目下検討

中です。

長文失礼しました。

ピーターパン in Japan
ピーターパン IN JAPAN
2008年1月22日21:25

マサムネさん。郵便局は民営化前の学資保険はまだいいみたいですよ。友人が実際にかけていますから。私が問題にしているのは、この保険の販売時の説明および資料の内容です。あたかも貯蓄性があるような販売方法だったので。その誘いにのって加入した人が、実際には18年後にしかその受け取り金額を知らされてない・・・というところが問題だと思います。
なお、実はほかの会社での学資保険を「全額前納」で入っていたことがあったのですがそのときは数年でしたが利益が出て戻ってきました。要するに金利が下がった状態だとこうなりますよ・・という案内をしない・・というのはほとんど「株」と同じだな・・・いや・・内容としてどういう仕組みになっているのかわからないという点を考えると株よりダークだな・・と思っている次第です。

マサムネさんのおっしゃるとおり、保険部分の支出は常に見直したほうがいいですよね。そういう意味で、多年にわたって継続的に保険料をとられるものというのは・・相当約款を読み込み勉強しないかぎりは、やめたほうがいい・・・という思いで書きました

お気に入り日記の更新

最新のコメント

この日記について

日記内を検索