今日はよく寝ました・・明日の配達はこれですっきりとなりましょう これからも日本国民のみなさまのために(笑)健やかな毎日を過ごしていきたいと思います ハイ!

健やかな体に健やかな心が宿る

ということで、今日はポジティブな集配についての現在行っている「誤配ミスを少しでも少なくするための努力」というのを書こうと思います

みなさまも、郵便屋さんってどうして間違ったものを入れるんだろう?と・・もしかすると「やっぱり配達なんかしてる人はこんなこともできないで頭悪いんじゃないか?」と思われているかもしれませんねぇ・・

確かに、各ご家庭からみると、一日にそう多くない郵便物のなかに1通の誤配郵便物が入っていたりすると・・しかもそれがいつも同じ間違えだったりすると・・ 「このぉ〜 いい加減にしろぉ!」と言いたくなるでしょう 我が家はマンションなので、同じ住居内での間違った郵便物はそそっと正しい宛名のところに入れておいたりします そうやってひそかに郵便やさんのミスをカバーしてくださっている方々も多いんじゃないかな〜 実際に郵便やさんの立場になってみるとこのようなご協力はほんとありがたい限りであります でも、やっぱり郵便配達の誤り・・つまり誤配っていうのはあんまり気持ちよいものではありません・・それに普通郵便でも結構日本の郵便は信用されているというか・・うっかり貴重なものをお入れになられる方いらっしゃいますけれども・・ 普通郵便が届くことさえ、駐在先での郵便事情を知っている私としては・・すごいなぁ・・・と思っているんですけどね^^; 普通郵便に貴重なものをいれ、それが無事届く確率は、かなりのものじゃないかな〜と思っています

だいたいジャカルタのときもひどかったですよ インドネシアは泥棒が多い国 もちろん郵便物もその例外ではなく、日本から送ってもらったもので洋服なんぞ入れてあったりすると届かないのはとーぜん!なのです 郵便局のEMSは結構無事届いたりしたのですが・・やはり賠償責任がついてまわるものというのは安心のバロメーターなんだなぁ・・と思ったりします
ヨルダンは、個人への郵便はしていないんですよ 全部私書箱管理です つまり、配達という業務はあきらめているんですね 以前JICAの方で、日本からコンタクトレンズを送ってもらったら、見事にとられてしまっていた!という人がいて、「あんなものとってどうしちゃうんでしょうね〜」と悩んでいました^^;

こうして考えると「配達」ということについての困難さというのは常に郵便事業にはつきものなのだと思います 書留じゃないものに事故があったときに「どうしてくれるんだよお」と郵便局にクレームをして「大事なものは書留にしてくだい」と言われ逆噴射(ちょっと古い?)するお客様がいるというのも、逆に言えば日本の郵便が優れているということの証拠かもしれませんね

そういう比較的優秀な郵便事情であっても、やはり誤配は誤配だよ!・・ と、ちゃんとまじめには考えています

でも、どうも誤配に対する郵政公社というか、局での管理システムには???という部分があったりします

毎朝のように「今日も誤配のお届けがありました くれぐれも気をつけるように」「昨日は書留で重要な事故がありました このようなことの決してないように」とご注意を承ります 毎日毎日配達するとき、手紙を道順で組むときに、用心して用心しているにもかかわらず、私でなくても他の人のミスをいただく・・注意喚起として心していることではありますが、これが毎日となると・・どうしても「士気」に影響してきます 

たとえば、こんないいことがありました!的なことを朝礼で平等に伝えてくれるのならまだしも・・ いつもネガティブ口調で「また、こんなことが!」「またお客様が怒っています!」そういうことばかりで、現場と「相談苦情センター」的存在がごちゃごちゃと混在しているっていう感じなのです 苦情センターの担当者がいつも現場を叱咤しているという職場なのです

まぁ・・

このような状況であって、誤配というものを考えたとき、してはならないものだと思いつつ「うんざり」してくる郵便やさんが多いというのがまずよろしくない環境・・

で、改善策を私なりに立ててみました(笑)

まずこのぐちゃぐちゃとした「いつもみんなを叱責している雰囲気」の朝礼 お小言類については、重要事故以外は一切排除する もちろんバイクによる事故などがあった場合、それを非難するという言い方も× そんなことをしなくても本人十分に重大性を認識する空気はあるのです

ただし、「誤配などの事故件数、重大事故の事例」などは月ごとに県内の他郵便局との比較、あるいは全国平均との比較を朝礼で発表してもらいます そして当局の具体的事故件数削減の努力目標をあげ、一人に対してはどの程度の頻度以上あったら、自分の事故が多すぎるのだというのを認識してもらう 

つまりは机上の空論的な
「誤配を根絶しよう!」などというような姿勢はやめる

ということです

もっと問題点を掘り下げ具体的データに基づいて個人の目標を設定させるほうが効果的であり

「誤配をより減らすための工夫」

に全力をあげたようがよい・・ という当たり前のことを提案します 

で、誤配を減らすためにどのような努力をするべきか?という具体策ですが・・

これはもう「何度も自分自身でチェックをできる体制を作っておく」ということに限ります

簡単にいうと

「把捉しているときも、二度ほどチェックできるようにしておく
配達のときにも、配達する郵便物を再度チェックできる形にする」

郵政公社としては「こんなこといつも言ってることだろーが」ということになりますが・・ それは「上意下達(じょういかたつ)」の考え方です このような姿勢は民間では通用しません ちなみに、この半年弱の間、郵便やさん個人が誤配をしないためにどのような工夫をしているか?といった事例があがったことは一度もありませんし、発表する機会もありませんし、そのような資料があるわけでもありません むしろ今郵政公社では逆行の方向をとっています 何度も申し上げているJPS・・トヨタ生産方式と呼ばれる改革は誤配という点を無視してとにかく「早く!速く!誤配よりあなたたちに支払うお金を節減するのが大事なのよ!(誤配は各人が注意してね!)」といった内容のものですから・・

私もそうでしたが、郵便やさんの仕事って大変そうだけど、案外簡単なんじゃないの?って思われている人が多いと思います だれにでもできる仕事・・

確かにだれにでもできます 漢字さえ読めれば・・^^;

しかし「誤配少なく配達できる」には、それぞれに工夫と経験が必要となってきます しかも毎日毎日のこと たった一日お手伝いするのとは違います 慣れによるうっかりも危険として潜んでいる・・ こういうことはどんな仕事にも共通することで、郵便やさんは、

「あつかう件数が多いので、クレームも多い」
「扱う件数があまりに多いので、誤配に陥りやすい」

ということになりましょう

くしくも研修の資料にこんなことが書いてありました

「返還郵便物の減少 への努力」

うーん!返還というのは、住所不明などで、送り主に戻すということなのですが・・・
これって確かに返還された企業側あるいは送り主としてはできるだけ少ないにこしたことはありません でも、担当している立場からいうと、返還するっていうことは引越ししたあとにすでに1年以上たって、転送を更新していない(これ、私も1年しか転送してくれないと今まで思っていましたが、実際には更新できるのです)おうちであるとか、夜逃げしちゃって実質「転居先不明」になっているとことか・・そういうのばかりです どうやって返還を減らせばいいかというと、大元である「転送期間は1年」という枠をとりはずすか、「更新できる」というのをもっと周知させるということぐらいしか思い浮かばない・・のに、担当者に「返還率の減少」を伝えるなんて、おかしいなぁ・・と思ってしまう

つまりは・・

「誤配」も同様で、根本的なことを改善しなければ誤配の根絶なぞできるはずがないのです

誤配の減少は、新人とか(短期)アルバイトの方への配達における効果的な指導が一番だと思います JPSなんぞにかまけるのは私としてはとんでもないことだと思います すべての仕事は「信頼」の上に成り立つわけであって・・ 効率化はそれが保障されての課題だと思います

そうそう・・・

信頼という点では、やはり郵便配達の方への「挨拶」やら「コミュニケーション」などの指導をちゃんとすべきです 私も誤配していることもありますが、挨拶などをしているせいか直接私にちゃんと言ってくださるお客様が多いのです 地域の方に信頼してもらえる立場になれば、私が誤配したら「あぁ・・彼女また間違ったみたいねぇ・・今度会ったら言っておこう」と思っていただけると思うのです そして私に注意をされたときに「ちゃんとわかってくれたみたいだから、今後の配達状況を見てあげましょう」と理解してくだされば、あとは私がそのお客様の信頼にこたえる仕事をすればいいのです そういう当たり前の人と人とのつながりを、郵便やさん自身も築いていくことが必要なのだと・・つくづく思います ここのところは、郵便やさん個人でも努力していくらでも築けるものだと思う・・ 

他の先輩がときどき「あそこのお客さん、こーいう態度が嫌いなのよね」とか「出てくるのが遅いからいやだ」とかおっしゃることを聞くことがあります でもそういうのって、サービス精神が欠如していると思います 自分の都合でお客様の好き嫌いを表現しているということは、配達しているときもそういう態度が見えているのだとも思います もしお洋服をちゃんと調えていらっしゃる方が毎回書留のはんこを持ってくるのが遅いとしても、その方も私たちの届けたものに時間を割いてくださっているのです お互いが思いやりをもって接していれば、ちょっとした自分たちのミスも「気をつけてね!」とおっしゃってくれるかもしれない・・ 私はそういう気持ちで毎日、すれちがう方に「こんにちは〜」と挨拶をして、お声がけくださったなら「ありがとうございます!」と笑顔で答えるようにしています 

・・・

なんだかこれって、最近PTA関係でお便りに書くことと同じだなぁ・・(苦笑)
「先生の立場になって物事を考えることも親として必要」ってお母様方に訴えているんですが・・ 

・・・・・・

世知辛い世の中になってるがゆえの誤配を根絶しよーー!なんですかねぇ・・・・しみじみ・・・

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