ちょっとしみじみ・・・

そうそう・・思い出したことがあります

去年実はヨルダン駐在中の春に子宮筋腫の手術をしたのですが、その検査のために病院を訪れたときの話です（もちろん手術は日本でしました　この手術のために2回単身一時帰国しました）

そのときたまたま出産になった家族がいたらしく、まず実家のご両親が「産まれた!無事産まれた！」と嬉しそうに・・なおかつ緊張がゆるんだ状態でおおよろこびしていたのです　そしてその後ご主人様のお母様とおぼしき方が走ってハイってきた・・そのとき思わず私は長男を出産したときのことを思い出してしまいました　あのころはまだ父がいて、母がいて、妹夫婦もかけつけてきてくれて・・生まれたての長男をみて泣きにないて喜んでくれた・・　母は父とのことで苦労していたこともあって？長男をみて涙をポロポロ流し「天使が生まれてきてくれたね」と言ってくれた　もう16年も前のこと・・でも脳裏に焼きついている思い出が走馬灯のように次々と目の前に展開されて・・あの頃からは年月が過ぎ去ってしまった　あれからあんなに長男を大事にしかわいがってくれた父ももういない・・母も随分と老いてしまった・・そんなことを考えていると涙が止まらなくなって待合室でハンカチで涙をぬぐったりしていました　手術を決めたとき、私は能天気で「死に至る病気ではないのだから平気平気！」と思っていたら母が「でもねぇ　手術の日はねぇ　ものすごく寂しくなるものよ　私なんて前の晩に泣いていたもの（母も子宮筋腫の手術をしました）」といっていたのも一笑に付していたのですが・・なんだかその気持ちがものすごくわかりました　私も二児を産みこれで母としての体の機能は停止させるのだということもそうでしたが、これが底辺となって、以前の出産のことを回顧すると人生というのはこうやって過ぎ去っていくものなのだ・・それも一瞬のうちに過ぎていってしまった　という思いでいっぱいになっちゃったんですね

でも実際の手術のときは相変らず楽天的に過ごしていました　そのおかげで回復も早く、退院のときには担当の先生から「退院できてセーセーしたっていう感じですねぇ」と言われて苦笑していました　まぁ開腹しない手術なんて楽ですよぉ　盲腸のときも大変だったけど、やっぱ出産が一番大変！だって出産後も母乳のことがあるので、薬制限があったりして、痛みをこらえるのが大変だったもんね　次男を産んだときも　産むまではやっとできた二子におおよろこびだったけど　陣痛がきたら「あぁしまった！この傷みを忘れていた！」なぁんて思ってましたから・・（笑）　

なんだかしみじみがお笑いになっちゃいましたね！父が亡くなって3年たつと悲しみも時が癒してくれたということになるのでしょうか？