思い残し症候群―親の夫婦問題が女性の恋愛をくるわせる
2005年4月26日 読書
ISBN:4140019093 単行本 岩月 謙司 日本放送出版協会 2001/02 ¥1,070
内容(「BOOK」データベースより)
「恋愛をしてもむなしい、何かが満たされない」―親から愛され足りないことによって生ずる空虚感・精神的飢餓感が、やがては娘たちの将来の人間関係をも歪めてしまう。恋人に親代わりを求めるため恋愛に失敗する、不倫、さらには「ひきこもり」や摂食障害など病理現象にも及ぶという。これら、親への思い残しの実態、心理構造、その解決策を多角的に論じ、夫婦関係の空洞化など、この症候群の背景を成す家族機能不全のメカニズムを、豊富な事例・手記から探る。家族再生のために、理想的な親子のあり方を追求する力作。
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この本は私にとっては大事な本となりました
著者の岩月氏はその後セクハラ?疑惑が浮上しましたが、槙原敬之にしてもそういうのは私あまり気にしないのです いえ、逆にそんなことはこの著書、あるいは著者の考え方とはまた別の問題であると思うからでしょうか・・ 女性の悩みの根源を究明していく姿勢・・その熱意を感じた者としては彼の抱えている悩みだって理解が必要なのだと思ったりするからです・・
この本を読む前、私にとっては不思議な人がいました それはダレというわけではありませんが、いつも幸福そうな人・・人に対しても疑わずにいれる人・・なぜ彼女はそうなんだろう?顔に表れてくる幸せな表情・・ それはどうやって培われたのだろう?ってね・・
一方自分を見つめたときに、私はどうして寛容さが足りないのだろう?人がみたらそういう自分には見られない(逆に寛容だといわれることもある)けれど・・実際の自分はそれに向かって『自然」ではない・・って ひょっとしてそれは無理をしているのかな? それともこれも武者小路実篤いうところの「年を重ねた結果の美徳」を得るための成長過程なのかな?とか・・
この本は自分の今まで育った環境を、あるいは親の育った環境というものを見直す機会を与えてくれました そしてひとつひとつ謎解きをしていくように、自分がどうしてそういう意識をもってきたのかを・・知ることができた・・
たぶん、親からの自然な愛情を受け取っている人には、この本はなんの価値もないと思います もし自分の親に対して、あるいは自分というものにいまひとつ疑問を感じる人がいるなら・・ひょっとすると目がぱっと覚めるような気持ちになれるかもしれない・・私は見事にツボにはまりました そして 自分を知ることができて・・ 今はすっきりとした気持ちで生きることができています
この本を批判しているある女性の記事を週刊誌で読みました この本は一昔前のウーマンリブからは始まった女性の自立を否定して・・この本がヒットしたことが残念だ・・ってね でもこれは男性・女性云々ではなく、家族関係が 子供に与える影響というものを書いているのだと思います ちょっとトンチンカンな批評だなぁ・・と思いつつ・・ 人によってこうも見方が変わるものなのだと改めて思いました 自分にとって「よい」と思えるものは、自分の生きてきたものをもって「よい」と言えるわけで・・ ただ・・ 何がいいのか悪いのか・・判断がつかないことも多いですけれども・・ 少なくともこの本は・・ 私に、自分にとっての善悪というものを教えてくれたと思います そうして初めて、やさしさの原点に戻ることができたのだと思います
内容(「BOOK」データベースより)
「恋愛をしてもむなしい、何かが満たされない」―親から愛され足りないことによって生ずる空虚感・精神的飢餓感が、やがては娘たちの将来の人間関係をも歪めてしまう。恋人に親代わりを求めるため恋愛に失敗する、不倫、さらには「ひきこもり」や摂食障害など病理現象にも及ぶという。これら、親への思い残しの実態、心理構造、その解決策を多角的に論じ、夫婦関係の空洞化など、この症候群の背景を成す家族機能不全のメカニズムを、豊富な事例・手記から探る。家族再生のために、理想的な親子のあり方を追求する力作。
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この本は私にとっては大事な本となりました
著者の岩月氏はその後セクハラ?疑惑が浮上しましたが、槙原敬之にしてもそういうのは私あまり気にしないのです いえ、逆にそんなことはこの著書、あるいは著者の考え方とはまた別の問題であると思うからでしょうか・・ 女性の悩みの根源を究明していく姿勢・・その熱意を感じた者としては彼の抱えている悩みだって理解が必要なのだと思ったりするからです・・
この本を読む前、私にとっては不思議な人がいました それはダレというわけではありませんが、いつも幸福そうな人・・人に対しても疑わずにいれる人・・なぜ彼女はそうなんだろう?顔に表れてくる幸せな表情・・ それはどうやって培われたのだろう?ってね・・
一方自分を見つめたときに、私はどうして寛容さが足りないのだろう?人がみたらそういう自分には見られない(逆に寛容だといわれることもある)けれど・・実際の自分はそれに向かって『自然」ではない・・って ひょっとしてそれは無理をしているのかな? それともこれも武者小路実篤いうところの「年を重ねた結果の美徳」を得るための成長過程なのかな?とか・・
この本は自分の今まで育った環境を、あるいは親の育った環境というものを見直す機会を与えてくれました そしてひとつひとつ謎解きをしていくように、自分がどうしてそういう意識をもってきたのかを・・知ることができた・・
たぶん、親からの自然な愛情を受け取っている人には、この本はなんの価値もないと思います もし自分の親に対して、あるいは自分というものにいまひとつ疑問を感じる人がいるなら・・ひょっとすると目がぱっと覚めるような気持ちになれるかもしれない・・私は見事にツボにはまりました そして 自分を知ることができて・・ 今はすっきりとした気持ちで生きることができています
この本を批判しているある女性の記事を週刊誌で読みました この本は一昔前のウーマンリブからは始まった女性の自立を否定して・・この本がヒットしたことが残念だ・・ってね でもこれは男性・女性云々ではなく、家族関係が 子供に与える影響というものを書いているのだと思います ちょっとトンチンカンな批評だなぁ・・と思いつつ・・ 人によってこうも見方が変わるものなのだと改めて思いました 自分にとって「よい」と思えるものは、自分の生きてきたものをもって「よい」と言えるわけで・・ ただ・・ 何がいいのか悪いのか・・判断がつかないことも多いですけれども・・ 少なくともこの本は・・ 私に、自分にとっての善悪というものを教えてくれたと思います そうして初めて、やさしさの原点に戻ることができたのだと思います
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